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集落データベースとは?遺村プロジェクトマップご利用運営お問い合わせ集落データベースとは?
集落データベースは、日本国内の多様な集落の歴史、文化、特徴をデジタル化して記録したデータベースです。これには、地域固有の記事、写真、映像、音声データが含まれています。
集落総合研究所によって運営されるこのデータベースは、各地域の文化や歴史に関する深い理解を提供し、日本の地域文化の保存と伝承に貢献しています。
さらに、このデータベースは、地域コミュニティ、研究者、一般の人々にとって貴重な情報源となっており、地域ごとの独特な伝統や生活様式、歴史的な背景に光を当てています。そのため、地域の魅力や価値を再発見する手段としても重要な役割を果たしています。
なぜ?
ほとんどの集落が廃村に向かっている現状では、「その時、その場所で、どのように」先人たちが生きていたかを後世に伝えるための記録、すなわち「地域のこし」が必要です。
地域の記録を残す目的は、その地域にかつて人々が暮らしていた事実を後世に伝えることです。地域の歴史や文化を保存し伝承することにより、たとえ地域が廃村になったとしても、記録が残っていれば、新たな移住者や次世代の人々がその歴史を学び、受け継ぐことができます。
また、遠く離れた場所で生活する人々が、自分たちのアイデンティティやルーツを探求する際にも、これらの記録は貴重な手がかりとなります。地域に住んでいた人々の記憶を保存する役割も果たしています。
更に、地域のユニークな価値を保存することは、新たな視点で地域の魅力や特性を再発見する手段となります。
多くの日本の集落が今後数十年で消失すると予測されている中、地域の記録を残すことは、「地域おこし」を超えた、より深い意義を持ちます。これは、集落がなくなるのをただ傍観するのではなく、その歴史と文化を保存し、未来に伝えることを意味しています。
どうやって?
最新の国勢調査の人口統計を基に、人口が100人以下の過疎地域を選定。その後、各市町村の図書館でレファレンス調査を依頼し、相互貸借制度を通じて文献や郷土資料を取り寄せ、集落誌を作成します。
集落誌を作成した後は、現地でのフィールドワークを行い、情報、写真、映像を補完。さらに地元住民への聞き込みにより、記録に残っていない情報も収集します。これらの活動を経て、最終的に集落データベースに情報が掲載されます。
記録を残すことを目的としているため、人口の少ない限界集落を優先して調査を行っています。